AdMobの収益が月1万円を超えるまでにやった5つのこと
個人開発で広告収益を安定させるには“派手さ”よりも継続的な施策が効きます。私(TF’s apps)が実際に行い、月1万円を超える収益化に繋がった具体手法を事例つきで紹介します。
※例に出すアプリ名や数値は私の実体験に基づくものです(熊鈴アプリ:累計3万DL、収益が月1万円超えを達成)。
導入:なぜこの5つが効いたのか
広告収益は「表示回数 × クリック率(またはインプレッション単価)」で決まります。つまり、まずはユーザーにアプリを知ってもらい、継続利用してもらうことが第一。そのために効果的だった施策が以下の5つです。
① アプリ紹介サイトへの掲載依頼(獲得の“起爆剤”)
ただアプリストアに置いているだけでは見つけてもらえません。SEOを意識したアプリ名に工夫しても長続きはしなかったです。最初のうちはストアで検索しても上位に来るのですが、しばらくすると、どんどん下がっていきます。そのため、私はアプリの特徴・使い方をまとめた紹介文を作り、アプリ紹介サイトへ自身のアプリを紹介してもらうための依頼を続けました。
結果:例えば「APPLION」さんに自身のアプリを多数ご紹介頂いております、ありがたいですね。他サイトで紹介いただくことで、自身のアプリ名の検索パワーがアップします。
② アプリのレビューや評価件数を増やす(検索と信頼の改善)
ストア順位とダウンロードの安定にはレビュー数と評価が重要です。私は自身のアプリに「レビュー」や「コメント」を貰えるように、しばらくアプリを使用するとレビューを促すポップアップを表示するようにしました。
- 「使って良ければレビューをお願いします」ではなく、「いただいた内容は反映を検討します」と伝える
- 短い導線(ボタン一発でレビュー画面に飛べる)を作る
結果:レビュー数が増え、検索順位が上昇。自然流入が増えたことでDLの継続性が生まれ、広告表示回数も安定する
③ ブログでの紹介(コンテンツからの誘導)
はてなブログProでアプリの機能紹介・活用例・収益報告を投稿。PlayStoreで検索できない方もブログ経由でアクセスしてくる場合もあります。アプリをリリースすると、必ずそのアプリを紹介する記事を作成し、そちらでアプリの宣伝を行います。またブログを閲覧した方?が、ご自身の記事でアプリを紹介していただくこともありました。
結果:Google Play Store以外からのアプリへの流入機会を増やす、自作アプリの紹介記事を作成し、検索パワーをアップする
④ SNSの活用(告知と共感を作る)
Twitter(X)を使いアプリをリリースした時、アプリの紹介記事を配信した時に積極的にポストしました。またアプリに興味がなくても、今月の広告収益を紹介するブログ記事を作成して、毎月定期ポストすることで、毎回その記事を読んで貰える方を増やすようにしました。定期的なポストを閲覧してくださる方はそこから他の記事も確認してもらえるので、自身のアプリに興味を持って貰う機会が増えます。また、他の個人アプリ開発者さんとXを通じて繋がることも大きなメリットです。お互いのアプリに関するポストについて反応することで、そのポストの流入も増えますし、自身の活動が停滞しているときに、他のアプリ開発者さんのポストを見て、刺激をもらい、モチベがアップすることもあります。
⑤ DL数が増えなくてもコツコツ改修(ユーザー要望の反映)
最も重要なのは諦めずに改善を続けること。ユーザーの声を拾い、優先度を付けて小さな改善を積み重ねました。DLが少なくてもコツコツ改善や、ユーザーの声に対応することが大切です。どんなこともでも共通して言えることですが継続は力なりです。私自身も活動して7年ほどは全くDL数や収益に変化がない日々の連続でした、最近になり少しずつ実を結ぶことが増えた気がします。突然、Googleさんから取材が来たり、前日対比46000%アップのDLとなったり、何が起こるのかわからない世の中です。ただ、諦めずにコツコツと自身ができることを継続することでその機会を掴んだのだと思います。もしまだ芽が出ていないことがあっても芯を曲げずにコツコツ打ち込んでください。それが夢を叶える一番の近道だと思います。
結果:例えば熊鈴で「同じ間隔で鳴るのが気になる」というレビューを受け、ランダム再生機能を追加しています。このようなコツコツの対応が継続することで、大きな実を結ぶことになるのだと思います。
まとめ:一過性ではなく「継続」が広告収益を作る
短期の施策で一瞬の伸びを作ることはできますが、安定したAdMob収益を作るには「知ってもらう(露出)」「使ってもらう(導線)」「満足してもらう(品質)」のループを回し続けることが大切です。私が行った5つの施策はどれも地道ですが、組み合わせることで月1万円の壁を超える力になります。