Google Antigravity を使ってアプリ開発(AndroidStudio or Xcode)をすると3分クッキングでした★

こんにちは、滋賀で活動する個人アプリ開発者のTF's apps(個人デベロッパー)です。今回の記事は他の記事で少し触れた「Antigravity」を使ってアプリ開発をしてみたことを紹介したいと思います。
◼︎参考記事
Antigravityとは、AIエージェントが搭載されたIDE(統合総合開発)となります。自律型AIが搭載されており、人が命令を出すとAIが開発プロセス(実装・テスト・修正)を実行します。またバイブコーディングができ、人は知識(プログラム)がなくても「これ作って」と依頼するだけで作ってくれます。こんな便利はものはないと思い、今回以下の3ステップをトライしてみました。
(1)お試し作成(Python or JavaScript)
(2)AndroidStudioで既存プロジェクトの少し改修
(3)Xcodeでスケルトンプロジェクトの実装
ここ2週間ほどで一気に調べて使ってみました。過去に類似の他サービスを調べたことがあったのですが、、、、その時は心に響かずになっていました。しかし今回は違います、全くプログラム知識がない妻が職場で使えるソフト(エクセルで使用)を作ってみたというLINEが平日の昼間に突然届き、それを聞いて驚きました、家に帰って詳しく聞いてみるとAntigravityを使ってバイブコーディングをしていたのです、それに刺激されて私も再度調査を行い使ってみる事にしたのです。
(1)お試し作成(天気検索など)
まずはAntigravityの環境をサクッとPCにインストールして、小手調べからトライすることにしてみました。
一番最初に依頼したのでは「ヤフーで滋賀南部の天気を検索して(Pythonで)」という内容でした。すると3分クッキングでサクッと「yahoo_weather.py」が生成されました、この後「実行してみて」と依頼すると下図の通りとなりました。

次に「ローカルホストでマトリックス模様を作ってみて(JavaScriptで)」と依頼すると、こちらも3分クッキングでサクッと生成して実行すると以下の通りとなりました。

今回は自身のPCにPython環境が既にインストール済みでしたので、説明を省略しておりますが、環境がない場合はインストールからスタートしなければなりません、この部分は初心者には大きなハードルになることもあります。しかし、この部分をAIエージェントが代用してくれます。もしPythonの環境がなくてもエージェントが自動でインストールして構築してくれます。
例えばChatGPTやGeminiを使って同じこと(ヤフーで天気検索)をしようとすると、以下の流れとなります。
「人が環境構築→AIがプログラム生成→人が指定フォルダにファイルコピー→人がビルド→人がプログラムを実行」の流れになります、記載の通り、人の手(赤字)を介している所がまだまだ多くありますよね。
Antigravityを使用すると、「AIが環境構築→AIがプログラム生成→AIが指定フォルダにファイル生成→AIがビルド→AIがプログラムを実行」となります。
じゃ人は何をするの?自然語で指示をします、その後はAIエージェントが「環境をインストールしても良いですか? or 実行してもよいですか?」と聞いてくるので、「許可」をクリックするだけです。(←このいちいち聞いていくる許可も設定を変更することで全てスキップ=許可することができるようです、怖くて設定していません)
Antigravityを使うと作業者から管理者にジョブチェンジです。(私はサラリーマンから遊び人に転職したいですが・・・・呑兵衛でも良いです 笑)
Antigravityの性能に関して掴みはバッチリでしたので、続けて自身が一番関心のある副業のアプリ開発に使えるか?を次にトライしてみました。
(2)Android Studioで修正依頼
次にトライしたのはAndroidStudioを使っての(リリース済み)アプリのちょい変(軽微修正)です。このブログでは何度も紹介している「熊鈴アプリ(好評付き、もうすぐ累計4万ダウンロード)」を使って試してみることにしました。
依頼内容(修正ポイント)は、右下図のロック画面になります。鈴音を鳴動しているときに、誤操作をしてサウンドを停止しないようにロック画面を設けています。このロック状態を解除する条件が1秒程度の長押しでロック画面が解除されます、しかしもう少し長くしたいという変更です。
(補足ですが、プログラムで1秒→3秒に変更するものでなく、1秒程度というのは「例:LONG_TAP」という予約語のパラメータを渡してライブラリを実行していました。このライブラリにはこれ以上長い秒数を指定する予約語がないため、ロック解除を自前で用意する必要がありました。)

では早速、Antigravityで「熊鈴アプリ」のプロジェクトフォルダを丸ごと指定します。


自然語で指示を要望を出します。ロック解除を3〜5秒ほどの長押しにしたいと。

AIがプロジェクトを読んでソースコードを生成します、そして提案してくれます。「ソースコードを反映しますか?」【Accept】を選択すればソースコードを反映してくれます。

【Accept】を連続して全てをマージするとビルドしますか?と聞いていますのでビルドもお願いしました。最後にシミュレーションで実行してくださいと依頼しましたが、こちらはうまく動作しませんでした。
動作確認はこちらで行いましたが、今回のちょい変依頼も3分クッキングでした。自然語で依頼した内容について、想定通りの動作を確認しており、問題ないと判断して即日リリースしました。既存プロジェクトのちょい変も問題なく使えましたので次のステップでもう少しハードルを上げてみようと決断。
(3)Xcodeで丸々の実装依頼
最後にトライしたのはXcodeで約1年半ほど凍結していたアプリについての実装依頼です。下記の仕掛かりiOSアプリです、画面は作って・・・1年半・・・そのままの状態となっていました。画面とカウントダウン機能だけ用意しており、タイムアップ時の処理が未実装のスケルトン状態です。

ではさっそく自然語で依頼します、こんな感じで依頼します。期待値としてはタイムアップ時に「アラーム」「ライト点滅」「バイブレーション」をすることです。

すると、、、こちらも3分クッキングです。数10行のソースコードを生成してくれました。

生成されたソースコードをざっと見て問題なさそうでしたので【Accept】を押します。
さてビルドして、早速動作確認してみました。。。。
すると・・・タイムアップした時にアラームも鳴らない、ライトも点灯しない、バイブもしないという動作でした。
期待値と大きく異なる動作でしたので修正を依頼しました。パッと見た感じは悪い部分がなく、すぐに分かりませんでした。

すると、AIからミスしていたとの回答あり、修正版のソースコードを生成しました。

どうもミスの原因はTimeUpActionというタイムアップ時の処理を実行した後に、resetTimerという初期化動作をしていたからでした、そのためアラーム、ライト、バイブをタイムアップ時に動作させていたにもかかわらず、その直後にすべてを停止する動作となっておりました。灯台下暗しです、ミスコードに私も気づきませんでした。
・・・修正版のビルド・・・動作確認・・・
「あれ?今度はアラームだけ鳴らない(ライト点滅とバイブはOKでした)」
ずっと気になっていたのです、音源ファイルがないのにどうやってアラームを鳴らすのだろうと・・・
その後、色々指示をしたのですが、ビープ音でアラームメロディーを作るような複雑なコードを提案されたので、もう諦めて、音源ファイルはこちらで用意してプロジェクトに登録しました。その後、最後の指示「音源はこちらで用意したから、この音源を使ってタイムアップ時に繰り返し再生するように」です。

サクッと作ってくれました。
ここですべての処理が整い、実機で動作確認すると、バッチリ★想定した通りの動作となりました。これは早い、、、もう人がコーディングする必要がありませんね。
(4)所感(最後に)
AndroidもiOSも期待したアプリの実装が簡単に実装できました。これは凄いことでとても便利だなぁと感じます、一方で人がコーディングする時代は失くなってしまう気がしました、ただアプリは完成したが達成感が全く無く強い虚無感を感じます。そう喜びがないのです、登山で例えると山登りはすべてスキップして一気に山頂の風景を見る様な感覚です。果たしてアプリ作成をする上での試行錯誤の過程がなく、サクッと出来た作品に喜びの感情が生まれるのか?もし本当に空プロジェクトからこのツールに任せて、1から作って貰ったら、そのアプリに愛着が湧くのかな?と感じたのです。そしてプログラミングすることが好きな自身にとっては楽しさの部分をすべて持っていくAIエージェントがズルいなとも感じてしまいました。・・・・ただ工夫しだいなのか?とも考えます、面倒な部分だけAIに任せて、自身が一番楽しい部分だけ作るのもありですし、いずれにしてもアプリ作成は楽しくしないと、今後10年続けるのが難しくなるぁと。
私はC言語しか知らない組み込みエンジニアでした。10年前にアプリ開発を始めた時はそれはそれは大変でした、当時ネット上の記事も情報は少なく、ハマったエラーの解消や実装したいコードの文献を探すのも四苦八苦して膨大な時間をかけて一から学びました。この苦労もありアプリを公開して初ダウンロードや初収益(1円)を体験した時はそれはそれはこの上なく嬉しい出来事でした。
これからさらに10年間アプリの配信サービスをしていく上ではこれまでと同じ作る喜びを感じたいと考えています。今回紹介したGoogle Antigravityは便利であり、色々な可能性を感じさせてくれる強力なツールです、相棒となるように、うまく使いこなして、これからも楽しく週末のアプリ作成を続けていきたいものです。
もしこの記事を読んでAntigravityに興味を持った方がいたらぜひトライをお勧めします。きっとあなたの可能性を高めてくれるものでしょう!!